「異次元の少子化対策」が話題になっていますが、実際子育てを経験しながら思うことは、産まないほうが得と思えてしまう社会の構造に問題があるのではないか、と思います。
子供を産み、育てることは想像以上に大変です。
忍耐力やお金、時間が必要ですし、子供は一人一人違いますし、子育てが得意な人もいれば不得意な人もいますよね。
もう10年以上前になりますが、私にとって「妊娠・出産、子育てが大変すぎた」ということについてお伝えします。
あくまで、私個人の意見と感想になります。
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自分より大切な存在ができるという、喜びにあふれながら、
大切な命を預かっている責任の重さ、初めての子育て、、
初めての子育ては、知識不足もあり、大切な命を守らなければ、と必死でした。
今、振り返ると全て笑い話のように感じます。
子供は、お腹にいるときから、今もかけがえのない唯一の存在です。
感謝しかありません!
1.ほしくてできた命
妊娠がわかった瞬間、すごくうれしかったです。
ですが、、、変化する自分の体、、
喜びと不安が交互にやってきました。
元の体重からどれくらい体重がふえたか
母子手帳によると、、、
妊娠11週+1キロ
妊娠19週+6キロ
妊娠27週+9キロ
妊娠35週+11キロ
妊娠39週+12キロ 累計で12キロ増えました。
産後一か月-7キロ
産後二か月-9キロ
結局、元の体重には戻りませんでした!
2.つわりのひどさ
妊娠判明後、すぐにつわりが始まりました。
ずっと船酔いのような状態でした。
乗り物に乗ると、必ず具合が悪くなり、朝の通勤は、地獄でした。
お酒も大好きでしたが、一切飲みませんでした。
飲みたくない、いつも気持ちが悪い。職場でも、家でも。
仕事も家事もきつい、、
全てが無理でした。
そんな毎日でしたが、苦しみ以上の楽しみや喜びにあふれていました。
大きくなるお腹、胎動、子に会える日を一日一日と待っていました。
3.楽しい激しい出産
痛すぎて、、辛すぎて、人間おかしくなると、
私の場合は、痛いと叫びながら、暴れまわり大笑いしていました。
助産師さんからも「楽しい笑いの絶えない出産でした。」と言われました。
私は、本当に痛くて命がけだったのですが、、、
横首や肩、腕が筋肉痛になるほど、今までで一番身体に力を入れました。
10か月待って、ようやく会いたかった子供に会えた感動は言葉にできません。
今も忘れない一番の感激の瞬間です。
無事に生まれてくれて感謝です。
4.子育ては命がけ
生まれた直後からどうしていいのかわからなかったです。
必死に育児ノートをつけていたのを覚えています。
授乳、ミルク、おむつ、寝かす時間等、マニュアル通りではない!当たり前ですが。
慣れない私には大変すぎました。同じことを器用にできる人もいるのに、、
育児書を手放せませんでした。。
5.産休育休を経て
この子と離れたくない。
ずっと一緒にいたい、今までの自分とは異なる自分、
「母親の本能」まるだしの自分がいました。
産む前は、仕事も家事も子育てもうまくやっていこうと思っていたのですが、、、
生まれてからは、子供ファースト(当然ですが)。
気持ち、心が完全に子供にがっちりとロックオン状態でした。
そんな中、職場復帰しましたが、
今のように時短勤務も取得しにくい雰囲気の中、残業早出は当たり前。
実家の両親のサポートがなければ、やれない毎日でした。
二日間、起きている子供に会っていない。どことなく子供の顔が元気ない。
当たり前のことですが、子供も一人の人間なので、赤ちゃんでも親の気持ちなど察知し雰囲気でわかります。身体の栄養だけでなく、心の栄養もきちんと渡したい。
そんな日々が積み重なり、子供の成長を見守り、一緒に過ごせる時間は今だけだ、
と覚悟を決め退職しました。
6.仕事も子育ても
当時は、仕事も子育ても、と望む自分は欲張りなのか、と思ってしまうほどでした。
周りに同じような境遇の人はいませんでした。
必死にがんばる毎日でした。
最初のころは、保育園にも慣れず、、たくさんの病気を次から次にもらってくる娘。
かわいそうだし、心配だし、
保育園からの連絡で、その都度、必死に駆け付けますが、、、
会社にも申し訳ない気持ちでした。
娘に、会社に、両親に、いつもあやまっている自分。身体は常にくたくたに疲れ切っており、いつも余裕がなかったです。
7.私はどこに
私は、「自由に仕事もがんばり自立した大人の女性」なはずでしたが、結婚、妊娠、出産、子育てを経て、普通のお母さんになりました。
子供の可愛さは、ほかのすべてから私を子供に向かわせました。
当時は、葛藤もあり、上場企業の正社員の仕事を辞め、時間の融通がきくパートの仕事をしたり。
私なりのプライドもあったので、少し胸がきゅっと苦しくなることもありました。
しかし、子供がある程度成長した現在は、また新たな職場で仕事内容も充実し、働ける日々に満足しています。
より頑張りたいと前向きに思える日々です。
8.働き方をかえながら
このように、子供ができてからは、様々な葛藤とともに、働き方をかえて生きてきました。
不本意ながら「第二の自分探し」をしてしまいながら生きてきたように感じます。
もっと器用だったら、最初の職場でちゃんとできたのでしょうが、、、
過去は変えられません。後悔もありますが、得たこともたくさんあります。
9.ありがとう
このように、母となった女性たちは、みなさん少なからず、私と同じような思いや葛藤がある方もいらっしゃると思います。
今回、自分の気持ちをここで伝えることができました。
たくさんのサポートもあり、すくすく伸び伸びと育っている娘。
感謝の気持ちを忘れず、過ごしたいです。
異次元の少子化対策!
誰もが、自由に選択できて、安心して子育てできるようになりますように。
ここまでご覧いただきありがとうございました。
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